2022/8/17

アジアイトトンボ

2022年8月17日 アジアイトトンボ Ischnura asiatica (Brauer, 1865) ♂
Canon EOS R6, EF180mm F3.5L Macro USM, 1/200s, F5.6, ISO 400

ノシメトンボ

2022年8月17日 ノシメトンボ Sympetrum infuscatum (Selys, 1883) ♀
Canon EOS R6, EF180mm F3.5L Macro USM, 1/400s, F4.0, ISO 1600, SPEEDLITE 430EX II

本日は近所の池に新しく購入したレンズのテストをしに行った.

購入したのは「EF180mm F3.5L Macro USM」という望遠マクロレンズ.今年の主力レンズは100mmマクロだったが,絶対的に近づけない場合が多々あり望遠レンズを代わりに使用していた.これまで使用していた望遠ズームレンズには二つの不満があり,100mmマクロと比較して解像感がいまいちな点と,最短撮影距離が1.2mと遠いところであった.CanonのレンズではLレンズと呼ばれる高級レンズ群がある.100mmマクロもLレンズの一つで解像感が非常に優れていた.また,マクロレンズということもあり最短撮影距離が0.3mで等倍撮影が可能だ.しかし,トンボ撮影において焦点距離100mmは短い方で撮影が難しい状況が多い.

ここ数ヶ月ほど悩み抜いた末,「EF180mm F3.5L Macro USM」を購入することに決めた.実際にフィールドで使ってみた利点は二つある.一つ目は,近くまで寄らなくても被写体を大きく写すことができる点.これにより,今まで問題と感じていた点は解決できそうな感じがした.実際に,アジアイトトンボを撮影してみたが,比較的小さいこのトンボでも大きく写すことができた.二つ目は,背景を大きくボカすことが可能で主題を明確にすることができる点.このため,絞りを開放にせずとも大きなボケ感を得ることができる.写真の二枚目のノシメトンボの背景のボケ方が非常に良かった.一方,欠点としてはピント面が薄いため必要に応じて絞り込む必要がある点,レンズが1090gと思いため左腕に負担がかかると感じた.また,このレンズはレンズ内手ブレ補正機能であるISが付いてない.EOS R6は5軸のボディ内手ブレ補正があり,非ISレンズ使用時はボディ内手ブレ補正を有効にできるため大丈夫だろうと考えていた.このテストは本格的には行っていないため今後検証していきたい.