2023/5/4
2023年5月4日 ホソミオツネントンボ Indolestes peregrinus (Ris, 1916) ♀
SONY α7RV, FE 135mm F1.8 GM, 1/500, F4.0, ISO 100
2023年5月4日 ホソミイトトンボ Aciagrion migratum (Selys, 1876)
SONY α7RV, FE 135mm F1.8 GM, 1/1000, F4.0, ISO 100
2023年5月4日 クロサナエ Davidius fujiama Fraser, 1936 ♂
SONY α7RV, FE 135mm F1.8 GM, 1/500, F2.8, ISO 200
2023年5月4日 ムカシヤンマ Tanypteryx pryeri (Selys, 1889) ♂
SONY α7RV, FE 135mm F1.8 GM, 1/320, F4.0, ISO 100
2023年5月4日 ニホンカワトンボ Mnais costalis Selys, 1869 ♂
SONY α7RV, FE 135mm F1.8 GM, 1/400, F2.8, ISO 100
2023年5月4日 ヤマサナエ Asiagomphus melaenops (Selys, 1854) ♂
SONY α7RV, FE 135mm F1.8 GM, 1/400, F2.8, ISO 100
本日の天気は晴れ。風もなくトンボ日和となった。今日はクロスジギンヤンマの撮影を目的に出かけた。
現地に到着して池を見渡してもトンボの気配がないので周囲の草むらを探索し始めた。すると、ホソミオツネントンボとホソミイトトンボが1匹ずつ見つかった。ホソミオツネントンボはここ数年撮影機会がなかったので久しぶりの撮影となった。時間が経ってくるとホソミオツネントンボとホソミイトトンボの数が増えてきた。そして交尾や産卵も始まってきた。複数のペアが同時に交尾や産卵をしている機会にこれまで出会えることがなかったのでラッキーだった。
イトトンボの撮影には一通り満足し、サナエトンボの探索を始めた。探索していると同行している父から何やら見つかったとの報せがあった。クロサナエだった。このトンボもしばらく見ていなかったので写真に収める。どうやら午前中の時間帯はやや高い木の葉っぱにいるようだ。そしてお昼近くになると低いところに降りてくる。自分の目線と同じくらいの高さに止まったクロサナエを撮影できた。
クロサナエを撮影していると父から大きいトンボが地面の草むらあたりに止まったとの報せがあった。しかし、駆けつけたものの見つからなかった。クロサナエの撮影に戻ろうとしていたとき見つかったと聞き、見てみると草の中に隠れているムカシヤンマがいた。こんなところに隠れていたのかと驚いた。一歩間違えると踏んでしまう可能性もあった。撮影の途中レンズを近づけていくと飛んでしまったが、自分の背中に止まった。以前も別の場所で自分に止まったことがあり、人懐っこい印象を受けた。
その後は目当てのクロスジギンヤンマも現れることはなく別の場所に移動した。数年前にはクロスジギンヤンマが生息していたが水草が減ってしまい産卵できる場所がなくなってしまったのがもしかすると影響しているかもしれない。
続いて別の場所に移動した。時期は早いがコヤマトンボが出ていないか気になり訪問した。最初にそのポイントの川周囲を確認したが飛んでいる気配はない。やはり時期が早すぎたかもしれない。次に小さな清流を覗いてみるとニホンカワトンボとミヤマカワトンボがたくさん飛んでいる。今まで満足した写真が撮れていなかったので写真に収めていく。この清流にはバイカモ(梅花藻)が自生しており花も咲いていた。父がバイカモに乗るニホンカワトンボを撮影しており一緒に撮影を始める。時間は15時前後であったがこの時間帯は逆光になっており水面に反射した光が玉ぼけをたくさん作っていた。これはと思い撮影に夢中になっていると、トンボと花と光の三拍子が揃っていることに気づきそれを最大限生かすべく撮影を試みた。この素晴らしい光景を撮影しているときは感無量だった。