2023/9/18

メガネサナエ

2023年9月18日 メガネサナエ Stylurus oculatus (Asahina, 1949) ♂
SONY α7RV, FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS (400mm), 1/1600, F5.6, ISO 800

ムツアカネ

2023年9月18日 ムツアカネ Sympetrum danae (Sulzer, 1776) ♂
SONY α7RV, FE 35mm F1.4 GM, 1/200, F11, ISO 100

遠征二日目は二箇所訪問した。

一箇所目は湖に流入する河川でミヤマサナエとメガネサナエの撮影を目的に出かけた。

以前にも訪れた場所だが、タイミングや天気の問題で出会うことができていない。川沿いを探していると中型のトンボが川の真ん中あたりで飛んでいる。撮影画像を確認するとメガネサナエであることがわかった。実はこれが初見で、久しぶりの撮影種類更新となった。

この時の天気は曇り時々晴れ間が指す状態。晴れ間になると川面を飛ぶ。たまに長いホバリングをする。そして曇りになると近くの岸に止まる、というのを繰り返している。

撮影していると同行の父からミヤマサナエを見つけたとの情報を得て向かう。数十年前に見たことがあるが、撮影するのは初。秋になると羽化環境に戻ってくるらしいが、なかなかお目にかかることがないので神出鬼没のイメージがある。ミヤマサナエは止まっているのがほとんどで、活動的ではない様子。

本日は二箇所まわる予定だったので早めに切り上げ、標高2000m超えの池に移動。

池の周囲には、ムツアカネが多数地面に張り付いていた。気温が低いところでは暖かい地面に止まる傾向があると思われる。そして止まる場所は決まって木道であることが多い。自分としては人工物ではなく植物に止まっている方が絵として良いので草木に止まるのを探す。池の方をよく見ると連結や産卵シーンが見られる。どうやらムツアカネは午前中に産卵が行われるようだ。

気温が上がってくると大きめのトンボが飛び始める。オオルリボシヤンマとルリボシヤンマだ。オオルリボシヤンマは自分の背丈より高いところを縄張り飛翔している。一方、ルリボシヤンマは低いところで探雌しながら飛んでおり、両者の習性は全く違う。そして、ルリボシヤンマの方が不規則に飛翔するため撮影難易度も高い。ファインダーに捉えることがそもそも難しく、気に入った写真を撮ることができなかった。ルリボシヤンマは満足のいく写真を撮りたいため、別の場所などで再チャレンジしていきたい。